9月30日(木曜日)、グランキューブ大阪にて行われた、聖飢魔IIのミサに行ってきました。
今年が地球デビュー25周年記念ということで、期間限定で再結成され、
そして今回のツアーが開催されることになりました。
1999年の解散以降に信者になった私としては、まさかミサに参拝できる日が来るとは思ってなかっただけに
この日を本当に楽しみにしてました。
なので当日雨の中で傘を忘れ、そして大阪の中之島という不便なところにある会場まで
駅から10分ぐらい歩いてしんどかったのも別に全然気にならないぐらいでした。


そしていよいよミサのステージが開演。
まず、あの迷曲アニソン「死ね死ね団のテーマ」が会場に流れ出し、そして聖飢魔IIの構成員のみなさんが登場!





[セットリスト]
(第1部)
・GO AHEAD!
・WINNER!!
・STAINLESS NIGHT
・1999 SECRET OBJECT
・JACK THE RIPPER
・REVOLUTION HAS COME
・BAD AGAIN 〜美しき反逆〜


(第2部)
聖飢魔II ミサ曲第II番「創世記」
・地獄の皇太子
・RATSBANE
・アダムの林檎
・DEMON'S NIGHT
蝋人形の館
・害獣達の墓場
BRAND NEW SONG
・FIRE AFTER FIRE


(アンコール)
・嵐の予感
・EL DORADO





本当に素晴らしいとしか言いようのないミサでした。
まず、MCで特に印象に残ったのは、「アダムの林檎」を歌う前のMCで、
青森から高級紅玉リンゴをこのミサ会場まで取り寄せたという話をしてました。
そして、この紅玉のことは、青森県南部地方や岩手県の方言では「まんこう」と言うらしく、
デーモン閣下が「これを青森県南部地方や岩手県では何と言う!?」と客席に問いかけ、
そして客席のみなさんは「まんこう!!」と叫ぶというやりとりが、とても印象に残ってしまいました。
さらにメンバー紹介では、ドラムのライデン湯沢さんが、ポケットにいろんなものを入れて持ってきてまして、
アメちゃんや、下痢止めのストッパ、しまいにはまんじゅうまで取り出していたのが面白かったです。
そんな姿をデーモン閣下にツッこまれ、そして、まんじゅうでギターを弾けないかという話に(笑)
そして、ギターのジェイル大橋さんが、まんじゅうにギターのピックを刺し、弾き始めました。
意外と弾けるなという感想でした。そして、まんじゅうを客席に投げ入れました。
そして後で、そのまんじゅうの中には、ルーク篁さんとジェイル大橋さんの
ギターのピックが入れてあるという発表が! これには客席が盛り上がりましたね。
まんじゅうの中に入れた方が、より遠くに投げることができるからそうしたらしいです。


ライブパフォーマンスや、ステージの仕掛けも素晴らしかったです。
第2部開始の時にはステージ上段から棺桶が出てきて、そして棺桶が起き上がりそこからデーモン閣下が登場したり、
「RATSBANE」ではデーモン閣下ルーク篁さんが、曲のAメロ部分で何度も同時に回転を決めたり、
「アダムの林檎」では閣下が例の紅玉リンゴを手に持ちながら歌い、そして客席にそのリンゴを何個も投げ入れたり、
「FIRE AFTER FIRE」では舞台から煙が噴き出したりと、細かい部分まで完成度の高いミサでした。


しかし、それよりも何よりもやはり、歌唱や演奏の迫力が凄かったです!
正直ミサに行く前の予想では、特にデーモン閣下の歌唱については、さすがに100040代後半にもなると、
全盛期よりは歌唱力が落ちてるんじゃないかなと思っていたのですが、そんな心配は不要でした。
演奏の方もすさまじかったです。第2部ラストの「FIRE AFTER FIRE」なんてもう神、いや悪魔そのもの。


ここまで興奮したのは久しぶりです。そして大好きな曲をたくさんやってくれて嬉しかったです。
もうミサの2曲目の「WINNER!!」や、3曲目の「STAINLESS NIGHT」の時点で感動しっぱなしでしたし・・・
つくづく、これだけの名曲の数々が、世間的にはほとんど知られていないことが残念です。
最近では、デーモン閣下は相撲の話題ではあれだけたくさんメディアに出てきても、
肝心の音楽・楽曲についてはほとんどメディアで紹介される機会がない、あっても「蝋人形の館」ぐらい、
これはなぜなんだとしか思えないです。
さすがに「JACK THE RIPPER」のような曲は放送コード的にヤバいのかもしれませんが(汗)
決してそんな曲ばかりではないですし、上記の「WINNER!!」や「STAINLESS NIGHT」のような、
一般ウケしそうで、同時に私にとっては一生モノの名曲と呼べるぐらいの曲だってたくさんあるのに・・・
もっと音楽が評価されるべき! あらためて強くそう思いましたね。