今日は、久々に新作CDのレビューをしたいと思います。
今回取り上げる作品は、さぁ待ってました、今月16日にリリースされたこの作品です!







∞2

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Do As Infinityの、今年2作目のニューシングル。
今回は4曲入りシングルとなっていて、とても充実した内容になっています。



まず、1曲目「1/100」
尺八の音から始まるバンドサウンド、そして伴ちゃんの力強い歌声と、
亮さん作詞による力強い歌詞が印象的な、ロックバラードです。
「彷徨えるロードランナー」「孤独と闘うファイター」こういう歌詞は好きですね。
そんなにひねったフレーズは無くとも、歌詞から、そして曲全体から熱さが伝わってくるのが良いです。
聴いてる方までもが勇気づけられますね。この曲を1曲目に持ってきたのは良かったと思います。


2曲目「Everything will be all right」
確か当初はこれが1曲目の予定だったはずの曲です。
競艇のCMソングとして、かなり前から流れていた曲で、
最初このCMで曲を聴いた時は、正直ちょっと不安でした。曲の出来もさることながら、
それよりもこの競艇のCMソングを歌っている歌手って、前任者は和田アキ子さんで、その前は小柳ゆきさん、
これって、セールス的に落ち目の女性歌手ばかりが歌うCMソングなのか!?(爆)
DoAsはまだまだ現役バリバリだぞ! とか思ってたんですがそんなことはさておき、
今回のCD作品の方では、さすが、CMで聴いた時よりも音が分厚くなっていて、
ブラスバンドの音に爽快感があり、まずまずの曲に仕上がったと思います。
作詞は久々に伴ちゃんが担当しましたが、ただ、今回はちょっとベタかな・・・ でも、
「浮かない顔の毎日はきっと 真面目に生きている証拠さ」
これは印象に残りましたね。その通りなのかなと思いました。


3曲目「HARUKA」
これは、今回の収録曲の中で一番良いです。というより、今年聴いた全アーティストの曲の中でも一番かもしれません。
静かなAメロから始まり、Bメロでは伴ちゃんと亮さんが交互に歌うという
今までになかったような曲展開を見せ、そして、サビで一気に感動が押し寄せる。
遥かな大地が目に浮かぶかのような、その先に希望の世界が広がっているかのような・・・
これぞ素晴らしいとしか言いようがない、力強くも美しい、傑作バラードです。
これがシングル1曲目ではなく、カップリング曲になってしまうなんて・・・
この時点でやっぱDoAsは格が違う。そう思わせてくれるぐらいの曲でした。


4曲目「パイルドライバー」
今作の中では一番ハードな感じの、ロックナンバーとなっています。
Aメロでの伴ちゃんの低音ボーカルは、これまた今までになかったような感じでカッコいいですね。
作詞は久々に川村サイコさん名義となっており、歌詞の中身は、
草食系男子や、ゆとり教育などの、様々な社会風刺が込められた内容となってますが、
ただ、「目を覚ませ 男なら」とかいう、まるで初期の久宝留理子さんの曲みたいな歌詞は(これ分かる人いるのでしょうか)
個人的には私の中のDoAsのイメージとはちょっと違うかな・・・ 
1つ前の「HARUKA」のような曲こそがDoAsの真骨頂だと、勝手に思ってるので・・・
てかそもそも草食系とかそういう言葉でレッテルを貼ること自体個人的に前からあんまり好きじゃなかったので・・・
とはいえ、歌詞や曲の質自体は十分高い作品となっています。



以上、このように今作では、今まで通りの良さを発揮しつつも、それでいて同時に、
今までの曲はなかったような、新たな挑戦を感じることもできる作品となっています。
結成10年を過ぎても、まだまだ進化しようという姿勢が感じることができます。さすがとしか言いようがないですね・・・