今日は、こちらのアルバムレビューをしてみたいと思います。






U-ka saegusa IN db IV~クリスタルな季節に魅せられて~

U-ka saegusa IN db IV~クリスタルな季節に魅せられて~

1. クリスタルな季節に魅せられて 2. もう君をひとりにさせない 3. 雪どけのあの川の流れのように
4. 白のファンタジー 5. 悲しい雨が降り続いても 6. この世界に君がいるだけで
7. 夏の終わりにあなたへの手紙書きとめています 8. precious memories
9. 誰もがきっと誰かのサンタクロース 10. ごめんね 今もまだ君を愛してるから
11. いつも素顔の私でいたい
 12. ずっとずっと君の恋人でいたい

お気に入り度:83点






三枝夕夏 IN dbの4thアルバムにしてラストアルバム。
このリリースに至るまでの先行シングル曲は、微妙かなと感じる曲が
いくつかありましたが、しかしアルバム曲は良い曲が多かったです。
1曲目の「クリスタルな季節に魅せられて」にして一気に惹きこまれました。
疾走感を感じるサビから、ラストのコーラスまで構成が見事。
ポップなデジロックサウンドに、三枝さんの優しい歌声が乗った
1、2、11曲目などは特に、独特の魅力を感じます。
さらにバラード曲も、4曲目「白のファンタジー」といった曲は
しみじみと良いなと思わせてくれるものがあります。

ただ、1曲1曲は良い曲が多いですが、
全体的には無難にまとまり過ぎてしまったかなとも思いました。
個人的には、何が飛び出すか分からない面白さ、痛快さがあった前作の方が好きでした。
「君の愛に包まれて痛い」とか「愛のワナ」とか「Fall in love」とか好きだったのになぁ・・・
てか前作が一部であんな言われようされたらそりゃ無難な作品にせざるおえなくなりますよね。
アーティストの個性を認めないような一部の極端な物言いには本当にガッカリです。

そんな中、10曲目「ごめんね 今もまだ君を愛してるから」は、
シャッフルのリズムを取り入れた、どこか懐かしくもほのぼのとした
可愛らしい雰囲気の曲で、後半の曲では一番印象に残りました。


これで最後だというのはやっぱり惜しいですね。8年間お疲れ様でした。