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今日は、2001年のキングオブベストアルバムをレビューしたいと思います。
この年リリースのアルバムで、既にレビュー済みの名盤としては、BARGAINS「BARGAINS II」があります。
今回はこれに加えて、珠玉の1作品をレビューしたいと思います。
全体的にレベルが高くて、4作品(過去にレビューしたこちらの作品も入れると5作品)
も名盤アルバムを紹介したという2000年に比べると、数は少ないですが、
しかしこの2001年は、もうこの1作だけ取り上げたらそれで十分だろってぐらいの、
それぐらいの作品がリリースされました。では、いってみましょう。
- アーティスト: Do As Infinity,D・A・I,亀田誠治
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 2001/02/21
- メディア: CD
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8. Holiday 9. 135 10. Wings510 11. SUMMER DAYS
お気に入り度:100点!!
Do As Infinityの2ndアルバム。前作よりもロック色、激しさを増した楽曲に、
より力強さを増した伴ちゃんのボーカルと、全曲において質の高いメロディ、
そして、イントロから間奏からアウトロまでの全てにおいて、精密に作り込まれた編曲。
とにかく質の高い、高過ぎるまでの曲の数々・・・
しかも前作とは全く違う作風で、これほどまでにすごい作品を作ってしまったというのだから・・・
まさにこのアルバムをもって、日本最強クラスのアーティストが誕生したといっていいでしょう。
イントロからして一気に引き込まれる、問答無用なまでのカッコ良さと力強さを持った曲「new world」
上品さ、質の高さとセクシーさを持ち合わせた極上ロックナンバー「Desire」、
テンポの良いバンドサウンドと鐘の音が印象的なクリスマスソング、
そして、2番終了後の間奏ではまさにサンタクロースがこの地に下りてくるかのような感動に包まれる「We are.」
亡くなった人への感謝の気持ちを、力強く歌ったバラード、
私がこれを聴いた10代の当時は誰かを亡くした経験なんて無かったのに、それでも泣いたぐらいの曲「永遠」
激しさと、退廃的なまでのダークさを持ち合わせたようなボーカルとサウンドに心を打たれる「Snail」「rumble fish」、
社会を軽快に皮肉るかのような歌詞と、勢い満点でなおかつ質の高過ぎるぐらいのロックサウンド、
アウトロの、ピアノの音が絶妙にからむとこなんてまさに神がかり的な「135」、
ゆったりとした曲調にのせて優しく歌いかけるAメロ、Bメロから、サビで一気に盛り上がり、
そして一気にとてつもない開放感に包まれるかのような曲「Wings510」、
そして最後は、DoAsの中で最もハードなロックでありながら、
激しさと切なさが交錯するかのような感覚に包まれる、全英語詞のナンバー「SUMMER DAYS」、
もう本当に、そのどれをとっても素晴らしい曲ばかりです。
女性ボーカルのロックアルバムの中では、次回レビュー予定のとある作品と並んで、
まぎれもなく日本トップクラスのアルバムといっていいでしょう。
このアルバムでDoAsはオリコン週間1位を獲得し、本格的にブレイクしたわけでございますが、
個人的には、いやむしろこれでも売り上げが低すぎる! 週間じゃなくて年間1位をとるべき作品だろ!
とすら思えてくるぐらいの、そんな作品でございますね。
Do As Infinity「永遠」