2000年の名作アルバムレビュー、その3です。ではいってみましょう。




東京野球

東京野球

1. 東京野球 2. 風の子 3. せんこう花火 4. もともとクラゲの僕達は 5. 川 6. 魚の手紙
7. 雨 8. あの頃は〜大きなノッポの古時計〜 9. 農夫の女は詩人の女 10. 星に咲く花
11. 夕立ち 12. 人生レール〜2000年型〜
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)




In the Soupの1stアルバム。このバンドの曲からはとにかくパワーが感じられます。
アップテンポな曲だけでなく、落ち着いた感じの曲調やバラード曲でも、曲調以上の力強さを感じる。
ボーカルの中尾さんの迫力満点の歌いっぷりが、曲に一層の力を加えてますね。
その中でも、東京に上京してそこで頑張ろうとする気持ちを、
野球のプレーなどに例えつつも熱く歌った、1曲目「東京野球」は
特に素晴らしいです。野球好きの人にはぜひ聴いて欲しい曲ですね。
またこのアルバムは、曲のタイトルから伝わる通り、風、川、星といったような、
大自然を感じるような曲が多いのも特徴です。
子供の頃に、山や川や草原を走り回ったりして、まだ無邪気だったあの頃・・・
この純粋で熱い気持ちは、大人になった今でも忘れたくないなと思わせてくれるような、
そんな曲の数々。特に、シングル曲でもある「風の子」「川」は、
まさにそんな懐かしさと熱さを合わせ持った超名曲です。

久々にこのバンドのことを調べてみたところ、一応今でも現役で、解散はしていないようです。
最近はメンバーのソロ活動が多いようですが、またあの頃のような曲を聴いてみたいですね。