現在、私の行きつけの音楽レビューサイトの数々において、
2000年〜2008年までの音楽シーンや、名曲、名作アルバムを振り返るという企画が行われています。


ということで、このブログにおいても、キングオブベスト的な企画として、
2000年代の私的名盤アルバムを、各年において1〜3作品ずつ、
順番にレビューしていきたいと思います!
(ということでしばらくこのブログは、音楽記事においてはこの企画ばかりの更新になると思いますがご了承ください)


まずは2000年からいきたいと思います。この年は本当に名作の多い年でした。
今回は計3作品をレビューしていきたいと思います。
まず1発目に取り上げるのは、この作品です。






BREAK OF DAWN

BREAK OF DAWN

1. BREAK OF DAWN 2. Standing on the hill 3. Oasis 4. Another 5. 心の地図
6. Heart 7. Raven 8. Welcome! 9. Painful 10. Tangerine Dream 11. Yesterday&Today
お気に入り度:96点




Do As Infinityの、記念すべき1stアルバム。
私が確かまだ高校1年生ぐらいの頃、3rdシングルの「Oasis」を聴いて、これは良いと思い、
その後、4thシングルの「Yesterday&Today」を聴いて、本当に感動したのを今でも覚えています。
これが、その後現在まで約10年にわたってまでファンになったきっかけですね。
当時はこの「Yesterday&Today」が日本一素晴らしい曲だと思ってました。とにかく、美しいの一言に尽きる。
そして、そんな美しくて質の高い曲の数々がたくさん入っているのが、この1stアルバムです。
このアルバムは、その後にリリースされたDoAsのアルバムとは1つ決定的に違うところがあります。
それは、ハードでノリノリな感じの曲が無いということ。一見、暗くおとなしい感じのアルバムです。
しかし、そんな暗さの中にも、明るさを求めているかのような、
そしてあきらめずに夢を追いかけようとする姿を歌ったような、そんな曲が多いというのが、
当時10代だった私の心には、なおさらすごく響くものがありました。
その中でも特に、デビューシングルにもなった「Tangerine Dream」は超名曲。
もちろん、夢とはいっても最近の10代向けにただ夢を安売りしているかのような曲とは全然違う。
このアルバムは聴きこめば聴き込むほどに、楽曲、サウンド面においてもすごく工夫されているのを感じることができます。
だからこそ、その言葉や曲に説得力を感じますね。
ヒップホップ的なテイストが入った「心の地図」、民族音楽的なテイストが入った「BREAK OF DAWN」「Heart」など、
これらは私が20代になってから聴いて、新たな発見ができたというか・・・


つくづく今聴いても本当に良いアルバムだったなと思える、そんな、世代を超えた名盤です。






Do As Infinity「Yesterday&Today」