最近のアニソンは素晴らしい。


20代半ばにして、完全にハマってしまったような気がします。


ただ、アニソンといっても、以前チラっと取り上げた「恋のミクル伝説」などのような
いわゆるキャラソンや電波ソングなどと呼ばれるものではなく、
大手レコード会社所属のアーティストが歌うアニメ主題歌、これが素晴らしいです。



去年の年末にこのブログで発表した「2008年私的ベストソング」でも、
調べてみると、ベストテンの中の10曲中5曲が実はアニメ主題歌だったですし、
ていうか前から、大好きだった曲が実はアニメ主題歌だったということが多いんです。
以前からカラオケでよく歌ってた、ザ・コブラツイスターズ「路地裏の宇宙少年」、THE イナズマ戦隊「情熱の風」、
聖飢魔II「虚空の迷宮」、これら全部実はアニメ主題歌だったとは・・・ とかいうことが本当に多いんです。
カラオケに行って曲をリモコンで選ぶ時に、曲の下に書かれたタイアップ情報で分かったんです。



なぜこんなにもアニソンにハマってしまったのか、考察してみました。



理由の1つは、友達の影響。
友達がよくケータイでおすすめの曲を紹介してくるんです。その大部分がアニメ関連の曲なんです。


しかしこれは、やはり決め手にはならないでしょう。
それらの送られてきた曲を好きになるかどうかは、結局はこちら次第なので・・・


で、いろいろと考察した結果、結論を一言で言ってしまえば、これです。




「スケール感が大きくて、曲展開がドラマチックな曲が多い」




以前カラオケに行った時に、友達に教えてもらったこの曲なんかはまさにそうでしょう。





川田まみ「JOINT」



全編にわたって疾走感に溢れ、しかしそれでいて、
イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、
間奏、そしてまたAメロBメロサビ、そしてまた間奏、そしてCメロ、
これでもかとばかりに、目まぐるしく変わるハードな曲展開、展開美。
まさに、「起承転結」がビシっと決まった、素晴らしい曲です。



最近は、ケータイの着うたでサビだけを買うみたいな音楽の楽しみ方が増え、それ故か、
曲のサビの部分さえ聴きやすければ売れる、みたいな曲やアーティストが出てきてしまった気がします。
でもこのような曲展開が素晴らしい曲というのは、やっぱり本当の良さはサビだけでは分からない。
もっと言うと、1番だけでは分からない、
フルで聴いてこそ素晴らしさが伝わってくるし、実際1番を聴くとぜひフルで聴いてみたくなる、
そんな魅力があると思います。



あと、歌詞についても、サウンド同様にスケール感を感じる歌詞が多いと思います。



こちらは、つい3日前ぐらいに友達に教えてもらった曲です。




清浦夏実「旅の途中」



ゆったりとした、どこか幻想的でサウンドもさることながら、
そのサウンドに乗った切ないボーカルと、歌詞が心に響きわたります。
特に2番の歌詞は・・・
http://joysound.com/ex/search/karaoke/_selSongNo_171477_songwords.htm
(なぜかうたマップには無かったのでこちらを)


旅をテーマにした曲は、これでもかとばかりにたくさんありますが、
この曲は、それらの中でもとりわけ深い、本当に心に染みわたる曲です。



「最近のJ−POPより、アニソンの方がレベル高い」などと言っている人の気持ちが、
今となってはすごく分かるような気がします。



最近のJ−POPというか、特に着うた人気からブレイクしたような歌手は、
歌詞がいわゆる素人のケータイ小説レベルの、分かりやすいけど浅い、
綺麗でありきたりな言葉をただ寄せ集めて安売りしただけのような歌詞ばかりが目立つような気がします。


もちろん全員がそうではないでしょうし、中には実力派歌手もいるでしょうが・・・


こう考えてみると、最近の着うた世代の歌手の曲と、アニソンとは、
全く対照的なのではないかなと思ってしまいました。




他に最近知った曲では、とあるブログで紹介されていたこの曲も素晴らしいと思いました。




Ceui「espasio」



これなんてもう、幻想的でどこか切なくて、それに加えて曲の展開美も素晴らしいという・・・
すごい曲だと思いました。




あと最近リリースされた曲では、こういう曲も大好きです。




中川翔子「涙の種、笑顔の花」




曲の展開もさることながら、やはりこの歌いっぷりが好きです。聴いててスカっとしますね。
歌詞はありがちですが、「涙」の粒を「種」に例えたところなんかはやはり一味違うものも感じます。



そして最新リリース曲といえば、ぜひ最後に紹介したかったのがこの曲。
2日前に深夜のNHKでライブ映像を見て、まさについ最近知ったばかりという曲です。




May'n「キミシニタモウコトナカレ」




これは聴いた瞬間一発でハマった。


これはもう私的年間ベストテンには確実に入るでしょう。
もともとこういう、ロック色の強いハードポップみたいな感じの曲が個人的に一番好きだということもありますが、
でもやっぱり今年リリースの曲の中では、確実に上位に入るぐらい素晴らしいかもしれません。


ちなみに、今年リリースの曲で一番素晴らしい曲だと思ったのは、
既に5つほど下の記事で紹介した、北出菜菜「月華-tsukihana-」ですね。
歌詞、メロディ、サウンド、ボーカル、全てがすご過ぎ、特にサビの歌詞は心に突き刺さる、
ていうか、この曲も実はアニメ主題歌だったという・・・ つくづくなんていう巡り合わせなんだろう。 



つくづく、最近のアニソンは、本当に奥が深い。
まだまだ他にも、聴く予定でまだ聴けてないアーティストや曲というのがたくさんありますし、
それらもどんどんこれから聴いていったら、もうどこまでハマっていくんだ・・・ そんな感じです。




以上でございます。
こんなにもたくさんの文章を書いたのは久しぶりですね。ていうか1記事で計5曲も紹介したのは史上最多ですし・・・
こんなにもの長文を、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。