2001年にリリースされた,fra-foaの4thシングル。
現在は残念ながら解散してしまったバンドで、
調べてみると過去の作品も全部廃盤になってしまっているみたいですね。これは惜しいです。
このバンドの1stアルバム「宙の淵」を聴いた時は、衝撃的だったのははっきりと覚えています。
とにかく、あまりにも歌詞、楽曲のパワーがすご過ぎて、
あまりにも心に突き刺さり過ぎて、それゆえに何度も聴くことができない・・・ そんな作品でした。
すべてにおいて、重過ぎるぐらいに重い。特に歌詞が。これは泣けてくる・・・
アルバムの収録曲数は9曲だったんですが、9曲でおなかいっぱい。そんな作品でした。
たぶん、買ってからまだ4〜5回ぐらいしか聴いてないんじゃないでしょうか。
質が高過ぎるあまりに、繰り返し聴けない作品ってのも珍しい・・・ 
もちろん、質が低い作品なんかよりは遥かに評価されるべきだと思いますが。


と、1stアルバムの感想はそんな感じだったのですが、
その後にリリースされたシングルが、この「小さなひかり。」です。


この曲は、サウンド自体は今回もズシっとした感じで、1stアルバムの曲のようなダークさは残しつつも、
それと同時に明るさ、希望も感じるような、そんな曲です。
とにかく歌詞、ボーカルも含めて全てが素晴らしい。曲の突進力がすごい。
タイトル通り、必死に「ひかり」に向かって、もがきながらも進んでいっているかのような・・・
終盤にいくほどに、曲のパワー、そして感動がジワジワと迫ってくる・・・
なので、この曲はぜひフルコーラスで聴くことをおすすめします。フルで聴いて初めてすごさが分かる!
本当、こんな素晴らしいバンドが解散してしまったのは、つくづく惜しいですね。