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- アーティスト: スムルース
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2011/01/12
- メディア: CD
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4. ALL MY SONGS FOR YOU 5. ドーナツについての考察 6. ファイティング・スマイル 7. 海に見とれて
8. かたちをかえて 9. ストンときれい な日々の意味 10. ビューティフルデイズ
お気に入り度:85点
今年1月にリリースされた、スムルースのアルバム。
インディーズ時代から含めると、なんと今作が通算13枚目のアルバム。
本当よくこの歴代売り上げ枚数でこんなにもたくさんリリースできたものだなと、
これはある意味すごいことだぞと思ってしまいますが、
それだけ各レコード会社から評価されるぐらいの、質の高い楽曲を作り続けてきたから、
ここまでレコード会社をあちこち移籍しながらも13枚リリースできたのだと思います。
今作も良質なJ−POP集といった感じで、相変わらず歌詞サウンド共に作りこまれているのが分かりますが、
しかし、前半の1〜4曲目はどれもきれいにまとまってはいるものの、
過去のアルバム「100万枚突破!!」の頃に比べると、あの自由自在なポップセンス、
弾けっぷり、はっちゃけ感といったものが少なくなってきているように思ってしまいました。
今作では「Beautiful Girl」という曲がアルバムのリードトラックになっていますが、
むしろこの曲は個人的には今作で一番平凡に聴こえてしまう。曲タイトルからしてそう。
でも世間的に万人ウケするのはこういう曲なのかな・・・
売れようと思うとこういう曲になってしまうというのが現実なのか。
むしろ、中盤から後半、5曲目以降の楽曲の方がずっと良いです。
曲のテーマからしてさすが、遊び心満点な「ドーナツについての考察」をはじめとして、
ノリノリで軽快ながらも作りこまれた編曲、これぞ良質ポップスな「ファイティング・スマイル」、
カントリー風のまったりした曲調がいい味を出している「ビューティフルデイズ」など・・・
そして何より、今作の中では一番重厚なロックサウンドと、
サビの「抱いてよ 抱いてよ」というボーカルの徳田さんのこの悲痛なまでの歌唱が合わさった
8曲目の「かたちをかえて」は、今作で一番胸に迫り来るものがありました。
このような、見かけによらず迫力のある曲が作れるというのも、このグループの魅力の一つだと思います。
彼らのようなアーティストにこそ、J−POP界を背負って立つ存在になって欲しかった。
むしろ、これぐらいのレベルの曲が当たり前にヒットチャートを賑わすような世の中になって欲しい。
そうすれば、最近のJ−POPはつまらないだとか、アニソンの方がレベル高いとか
ニコニコ動画の曲の方がレベル高いとか(実際その通りだと思えてくるのが今の現状ですし)
そう思っている人たちの多くを満足させることができ、そして音楽界はもっと活気づいたはず。
(以上、コピペでございました)
むしろなんで売れないのか不思議。J−POPとして十分に万人ウケしそうな感じなのに。
やはり、バンド系はロック音楽雑誌からプッシュしてもらえなければ売れないのだろうか・・・
それとも、質が高過ぎると逆にJ−POPとして売ることができないのだろうか・・・