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Olympia ?JAM Project BEST COLLECTION IV?
- アーティスト: JAM Project,きただにひろし JAM Project feat.松本梨香,福山芳樹 JAM Project feat.影山ヒロノブ,JAM Project featuring 影山ヒロノブ・遠藤正明・きただにひろし・福山芳樹,奥井雅美 JAM Project feat.遠藤正明,Ricardo Cruz
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2006/04/05
- メディア: CD
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6. Battle Communication!! 7. 未来への咆哮 8. Protect you 9. Fencer of GOLD 10. Name of the Truth
11. 星空のレクイエム 12. 熱風!疾風!サイバスター 13. Brother in Faith
お気に入り度:98点
2006年にリリースされた、JAM projectの通算4枚目のベストアルバム。
今作でもハードロックやハードポップをベースとした激しいサウンドと、力強いボーカルが印象的です。
このアルバムの中で一番素晴らしい曲だと思ったのは、2曲目の「牙狼 〜SAVIOR IN THE DARK〜」。
剣士の生き様を歌った曲で、サビの疾走感と激しさはこのアルバムの中でも一番。
そして、何より歌詞が素晴らしいです。素晴らし過ぎます。
ヒーロー戦隊主題歌のような「正義のために」といったような内容の歌詞が多い彼らの作品の中で
「正義だとか愛とか 俺は追いかけない」と歌うこの曲はある意味異色。まさに孤高な姿を描いた曲。
しかしその一方で、「愛にはぐれ 愛を憎み 愛を求める」
この歌詞には、とてつもなく胸を打たれました・・・
孤高の戦士も、やはり心の奥底では本当は愛を求めてるんだという、この描写は本当に素晴らしい。
そして、こんなにも感情移入できる曲はそうそう見つからないです。泣きそうなぐらいに感動しました。
今までのリスナー人生の中でもベスト10に入るぐらいの超名曲ではないかと思いました。
そしてそれ以外の曲も、オープニングナンバーにふさわしいストリングスの音と6人のボーカルのぶつかり合い、
さらにサビ前やラストで鳴り響くゴングの音も最高にカッコいい「GONG」、
キーボードイントロが、文字通り今から始まるバトルを予感させ、
そして曲全体からはこのアルバムの中でトップクラスなまでの爽快感を感じる「限界バトル」
ミステリアスで浮遊感が漂う歌い出しから、ジワジワと盛り上がる展開が見事で、
曲調はポップでありながらも、全体から感じる突進力がすさまじい「迷宮のプリズナー」、
バンドサウンド+バイオリンの音が、力強くも独特の雰囲気を出している「未来への咆哮」、
これぞ正統派ハードロック、そしてイントロとラストでのシャウトも見事に決まってる
「熱風!疾風!サイバスター」などは特に素晴らしいです。
同時に、編曲にバリエーションがあるので、アルバムを全部通して聴いても全然飽きないです。
上記以外の曲でも「Battle Communication!!」のような軽快でハッピーな曲もあれば、
ラストのバラード曲「Brother in Faith」なども良いですし、とにかく1曲1曲の質の高さが半端ない。
しかし歌詞の方は、1つのアルバム内で度々フレーズがかぶりまくっています。
「立ち上がれ」「戦士」「雄々しき」とかはもはや何回出てくるんだってぐらいにかぶってるので、
聴く人によっては、歌詞・楽曲の世界観がどれもこれも同じような曲ばかりと感じるかもしれません。
それでも、個人的にはこの世界観がたまらなく好きなので別に全然いいんですけどね!
もはや理屈とか抜きにして、今まででもまれなぐらいにドツボにハマったとしか言いようがない・・・