2月13日(土曜日)に、奈良NEVERLANDというライブハウスにて行われた
「なら音'10 フリーライブ」に行ってきました。
奈良のインディーズシーンで活躍する全14組の出演者による、
「奈良最大の音楽祭り」と銘打った、フリーライブでございます。


今回のお目当ては、ワコンチュです。さっそく生で見たいと思ったので、行ってきました!


ちなみにこのような、インディーズやアマチュアのバンドが集まったライブイベントを観るのは、
10代の頃に、当時の友達がバンドメンバーで出演していたのを観に行った時以来なので、
その頃を思い出すような、どこか懐かしい感じもしましたね。


ただ、今回のこのイベント自体については、アンケート用紙の感想欄にも書いたのですが、
かなり厳しい意見を書かざるおえないような内容でした。特に、前半部分がなんというか・・・ 
バンド名からして他の有名歌手のコピーバンドみたいなのが出ていたり、
結成1ヶ月の某大学生デュオのメンバーは、MCで開口一番「帰りたい」と言ったり、
さらに某ソロシンガーについてはMCでAVの話をし始めたりとか、
なんていうか、まるで大学の学園祭みたいというか、内輪だけで盛り上がってる感があったのが
個人的には、期待していたものとは違いました。いくら入場無料のフリーライブとはいえ、
これで「奈良最大の音楽祭り」「1000人規模の音楽祭を目指します」という触れ込みは無いだろと・・・
こんなんでは、私みたいに初めてこのイベントに来た人にとっては、
奈良の音楽レベルはこんな程度なのか!?と思ってしまっても仕方ないのではないかと・・・
地域情報誌やタワレコ橿原店などの情報によるともっと良さそうなバンドもいるのにそれらはあまり出てないしと・・・


それでも、後半の出演者はそれなりに良かったです。
ということで今回初めて見た出演者の中で、特に印象に残ったバンドを紹介したいと思います。




COCOON 
公式サイト http://cocoonmusic.com/


以前にこちらも奈良の地域情報誌などで取り上げられていたこともあったため、
名前だけは聞いたことがあったバンドだったのですが、今回初めて曲の方を聴いてみると、
これがどれも爽快感、疾走感のある曲の数々で良かったです。
ボーカルも見た目歌唱ともに爽やかって感じで、好感が持てました。
ラストということもあって、会場の盛り上がりもすごかったです。
インディーズでCDリリースもしている5人組バンドということで、これからの活動にも期待したいですね。




・仁丹女とホッピーブラザーズ
公式サイト http://3ti.syakuhati.com/top.html


個人的には今回の出演者の中でダントツに良かったです。
8人組の、ブラスロックバンドといった感じのバンドなのですが、
そのメンバーってのが、和服姿のブラスバンド担当の女性、
ハチマキ姿にふんどし一丁のブラスバンド担当の男性、年齢50代ぐらいのベース、
顔を白く塗ったりしたバックダンサー2人など、もう見た目からして強烈な個性を放ってました。
見た目は和洋折衷スタイルという感じ、でも曲はブラスロック、
そして何より、ライブパフォーマンスがすごかったです。
会場の盛り上がりも今回のイベントの中で最高クラスでした。
こんなバンドは、メジャー歌手を探しても似た感じのバンドが思い浮かばないです。
これはインディーズにてどんな活動をしてるのだろうかと期待して、
家に帰ってからさっそくネットで検索してみたのですが・・・
とりあえず、公式ホームページぐらいはちゃんと更新して下さい!!
この公式サイトを見てみると、どうやら最近メンバーチェンジもしてるみたいだし、
てかCDは1枚も出してないのか・・・ 期待してたのに。




そして、ワコンチュは、やはり前半の出演者の中では、別格でした。
このイベントが始まった前半の方は、お客さんが30人〜50人ぐらいしかいなかった、
それも一般客はほとんどいないんじゃないかといった感じだったのが、
ワコンチュの出番の時には、客席が満員になっていました。
やっぱり奈良の音楽シーンの中では人気アーティストなんだなと思いました。
演奏も安心して聴けるし、ライブでの躍動感も抜群で、さすがのステージでした。
セットリストは、


・つま先スウィミー
・君はずるい
・真夜中ドライブ
アネモネ
・新曲(タイトル不明)


「つま先スウィミー」はやっぱり、今回の全出演者の全曲と比べてもダントツに素晴らしい曲だなと思いました。
客席ももっと盛り上がったらいいのに思いました。これは順番のせいもあった・・・
もっと後半に出してやれよと思いました。それならもっと盛り上がったのに。
新曲はかなりロックな感じでした。こちらもCD化の方に期待したいですね。
個人的には三味線をもっと全面に押し出したような感じの曲も聴きたかったんですが、
フリーライブで計5曲のステージだったことからこれは仕方ないですね。



以上でございます。こんなローカルな記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。