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では、この調子で今年もどんどんCDレビューを書いていきたいと思います。
新年二発目に紹介するのは、この作品です。それでは、いってみましょう!
- アーティスト: 水樹奈々
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2009/06/03
- メディア: CD
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7. Brand New Tops 8. 少年 9. Gimmick Game 10. Dancing in the velvet moon 11. ray of change
12. 深愛 13. 蒼き光の果て-ULTIMATE MODE- 14. Astrogation 15. 夢の続き
お気に入り度:99点 (2011.12 改)
2009年6月にリリースされた、水樹奈々さんのアルバム。
ご存知の通り、声優としては初のオリコンアルバムチャート1位を獲得した作品であり、
そして同時に友達からの紹介もあり、以前から聴いてみようかなと思っていました。
その友達のレビューによると、80年代を思わせる、中森明菜を彷彿させるような歌謡曲が良いと言っていました。
ということでアルバムを聴いてみると、確かに、紅白歌合戦でも歌われた「深愛」を始め
1、6、10曲目などは特に、昔ながらの歌謡曲を現代風にアレンジしたような曲といった感じで、
これがとても印象的で良かったです。
1曲目の、曲中にピストルの音が入るところなんかは特にツボですね。
さらに、アルバム全体では王道の歌謡曲やJ−POPをメインにしながらも、それだけでは終わらず、
さまざまなジャンルを融合させたような作品の数々が作られていたのが、とても良かったです。
その中でも、和の要素が存分に入ったハードロック「悦楽カメリア」、
少年の頃の純粋な気持ちを思い出させてくれるかのような、どこか懐かしいJ−POP「少年」、
ノリノリのユーロビート曲「Gimmick Game」、
日本的でメロディでありながら同時にヨーロッパの舞踏会のような雰囲気も感じられる
「Dancing in the velvet moon」、この4曲は特に素晴らしかったです。
曲の作家陣を見てみると、音楽クリエーターチームの、
Elements Gardenのみなさんの作った曲は、外れ無しに素晴らしいと思いました。
まさに歌謡曲・J−POPの進化形とでもいえるような曲の数々で、
最近のアニソンはレベルが高いということを証明するような作品だったと思います。
そしてやっぱり、水樹さんの歌唱力は素晴らしかった。
ビブラートもきれいだし、つくづく本職が声優だとは思えないぐらいです。
別の友達の話では、今までライブで生歌を聴いた人の中では一番歌がうまいといっていました。それもうなづけますね。
本当、この作品はもっと早く聴いておけば良かった。
レビュー前には正直言って、声優さんの作品を聴くことの抵抗感もあったんですが、
この作品については別にそんなことはいいかと思うぐらいの、
最近の作品には数少ないオリコン1位にふさわしいと思える名作でございました!