今日は、プロ野球についてと、そのファンになったきっかけを書いてみたいと思います。


野球チームを応援することになったきっかけというものは、
地元だから、もしくは親が好きだったからその影響だとかいうパターンが多いでしょうが、
僕の父親は巨人ファンもどきでした。あくまで、もどきです。野球ファンとは絶対に認めません。
つーか今年のWBCも見てなかったみたいですし。その時点でファンじゃないですよね・・・


その父親の、野球やスポーツに関する言動は、とにかくあまりにもクソ過ぎるものばかりだったのです。
そのクソ発言の数々は、弱いことを理由に当時の阪神をバカにし続けた一連の発言など、挙げればきりがないです。
ちなみに、一番子供心にありえないと思った最低な発言はこれです。
当時、高校野球にて現ヤンキースの松井選手が5打席連続敬遠をされるという出来事がありまして、
そのニュースを見た僕は「本当にかわいそう・・・ きっと打ちたかっただろうに」と言ったんです。
それに対してが父親が言った一言。
「別にそんな、もうすぐプロに指名されていっぱい金もらえるからええやろ」




金の問題じゃないだろと!!!




これはもう本当に神経を疑いました。てかこんなこと言う人っていないと思います。
もし自分が親の立場ならこのような子供の教育をするなんてありえないですし。
父親はスポーツ経験がゼロだから選手の気持ちが分からないのでこんなことが平気で言えるのでしょうか。


他にも「阪神なんて一生優勝できないのにかわいそうに」とか
高校野球でユニフォームに縦じまが入ってるチームを見ただけで「縦じま=阪神=弱い(笑)」とか、
特に、阪神に対して弱いからバカにするその姿勢が最悪だと思いました。
たとえ弱くてもそのチームを応援し続けているような人こそが、
本当に人間として温かい人なんじゃないのかって、心の底からそう思いました。
この気持ちは、試合中に巨人がリードされたらチャンネルを替えてたような父親には一生分からないでしょうけど。
ちなみに、当時は奈良には阪神ファンはとても少なかったです。
むしろどっちかっていったら父親と似たような、バカにするようなこと言ってた人の方が多かった気がします。
(しかし、2003年に優勝した前後ぐらいから、一気に周りにもファンが増えましたね)
とにかく世間からもバカにされまくって本当にかわいそうだった、だから僕だけでも応援したいと思った、
そんな理由で、阪神タイガースを応援するようになりました。


今では父親のことは人間として尊敬していますが、
それでも、今でも野球の話だけは一切しませんし、これからも永久にするつもりは無いです。
ちなみに、1992年に阪神が優勝争いをして一時1位にたっていた時も、
父親はそれをバカにしながら「優勝はヤクルト」と言い続けていました。
そして結果は・・・ あれは思い出すと未だに許せないです。
といっても、別に選手や首脳陣に対しては責める気持ちにはほとんどならないです。
許せないのは、その負けたところを見てそれをバカにする奴ら。(たとえ父親以外の人の発言であっても)
僕は好きな歌手や有名人とかをバカにされても「ふ〜ん、見る目無いなぁ」程度にしか思わないけど
しかし、阪神に関してだけはバカにされると異様に腹立つっていう気持ちになるのは、
やはり子供の頃の名残、三つ子の魂百までっていうやつなのかなと自分でも思う時があります。
その代わり、僕自身も他球団をバカにするような発言は絶対にしないと心に決めてます。


今年もプロ野球のレギュラーシーズンの方は終わりましたね。
あとはCSと日本シリーズが間もなく始まり、それが終わるともうすぐシーズンオフですが、
むしろシーズンオフの方が毎日気が楽で、そしてシーズンが開幕すると、
あぁ、これから胃の痛くなる日々が始まるなぁと思うのは僕だけでしょうか?
ていうかこんなんならいっそのこと野球を見るの辞めてしまえば気が楽だろって感じなんですが、
しかし、あの、球場に行ってスタンドに入る時のワクワク感、興奮は・・・やっぱり最高です。
純粋で真っ直ぐな、子供の頃の・・・あっ、僕の場合はむしろ子供の頃の方が屈折してたか!



エンジョイベースボール。大好きな言葉です。