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- アーティスト: ステレオポニー
- 出版社/メーカー: SMR
- 発売日: 2011/12/07
- メディア: CD
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5. たとえば唄えなくなったら 6. 小さな魔法 7. ビバラ・ビバラ 8. Amaryllis 9. スーパーガール
10. おしゃれ番長2011 11. ありがとう 12. キャンバスに私だけの色をのせて
お気に入り度:90点
ステレオポニーの3rdアルバム。
まず1曲目にて、沖縄の三線を取り入れたインスト曲から始まったのには驚かされましたが、
それ以降の楽曲はどれもさすがの安定感。今作もメロディと雰囲気の良さが際立った作品となりました。
特に前半の2〜7曲目は、本当によくここまで質の高いメロディを作り続けられるなと感心するばかり。
しかも1stアルバムからそれら大多数の曲を自作で作っているのだから、これはもっと評価されるべき。
ボーカルのAIMIさんの曲作りの実力は一流だと断言していいでしょう。
しかしその一方で、歌詞の方は心の底から素晴らしいと思う楽曲がほとんど無かったのが残念。
前作アルバムの「OVER THE BORDER」「妄想ジェット」の2曲の歌詞が素晴らし過ぎたということもありますが、
それと比べると今作の歌詞たちはどうしても一段落ちる、無難過ぎるという印象でした。
そんな今作の楽曲の中で総合的に一番素晴らしかったのが、7曲目の「ビバラ・ビバラ」。
今年10月のライブにて、ファンの前では先に披露されていた曲でもありますが
この曲は、今作のアルバムの中では一番激しい曲で、なおかつ痛快ではっちゃけた
この楽曲の雰囲気がたまらない、これぞステポ流パーティーチューン。
作詞の方は、前作アルバムでは「妄想ジェット」を作った、ベースのNOHANAさんが担当しており
歌詞の中に韓国語まで登場するというあたり、幾分彼女の趣味も入っていますが、
それでも遊び心を感じる面白い歌詞は、曲の良さをさらに引き立てていると言えます。
この出来ならば、NOHANAさんはもう少したくさんの曲の作詞をしてもいいのにと思いました。
そして、同様にはっちゃけた曲である、オレンジレンジの曲のカバー「おしゃれ番長2011」も、
個人的に聴く前は不安いっぱいだったのですが、いざ聴いてみると、まぁこれも新たな挑戦ということで
アリかなと思いました。楽曲自体も、これぐらいぶっ壊れた世界観は逆に面白いと思いましたし、
中途半端な「花」とかカバーするよりはまだ全然こっちの方がいいでしょう。
つくづくもっと評価されるべきなバンドだと思います。これからもこのブログではステレオポニーを応援し続けます!