今回は、単発楽曲レビューとして、こんな曲をレビューしてみたいと思います。








2005年にリリースされたm.o.v.eのシングル曲で、
アルバムでは2006年リリースの「GRID」という作品にも収録されている曲です。
この曲は、ちょっぴりロックテイストの入ったディスコナンバーで、
まずAメロをmotsuさんが歌い、Bメロはyuriさんとmotsuさんが交互に歌い、
そしてサビメロは、ボコーダーという機械が歌っているという・・・ そんな曲です。
こんな革新的かつ型破りな曲を、5年前の時点で作ってきたというのはすごいの一言です。
これはもしかすると、ボーカロイドの先駆けといえる曲なのではと思いました。



ボーカロイドが歌う曲については、音楽ファンの間からは賛否両論(というか否の方が多い?)ですが、
私がそれに対してほとんど抵抗が無かったのは、やはりこの曲の存在が大きかったからなのかもしれない。
電子音楽の延長線上だと思えばいいわけですし、しかも使い方次第では、
さらに今までにはない新たな、機械でしかできないような音楽を作れる可能性だってあるのではと、
これを聴けばそう感じさせてくれるものがあります。



ちなみに2005年当時、この曲が話題になることは、残念ながらほとんど無かったように思います。




つくづくm.o.v.eは、時代の先を行き過ぎてしまったんだ・・・