Don’t Stay

Don’t Stay

1. Don't Stay 〜inst〜 2. visualize 3. Together 4. Brightdown 5. hitchHIKER 6. Speedway
7. Station 8. Promise 9. re-birth 10. ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜feat.KEN(DA PUMP)
11. EDEN 12. CROSS SEASON -After Graduation Mix- 13. 423 14. MY WAY Reproduction -Original Mix
お気に入り度:86点






玉置成実の4thアルバム。前作に引き続いて今作も、1st・2ndアルバムで問題点だと感じた
シングル曲とアルバムオリジナル曲との質の差が無くなり、
その上で新たな挑戦も随所に見られる、良作アルバムに仕上がりました。


今作の新たな挑戦でなおかつ今作最大のハイライトといえる曲は、
先行シングル曲にもなった、デジタルサウンドとロックが高次元に融合した曲「Brightdown」と、
そして、元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマンとのコラボ曲で
他の楽器を押しのけてまでギターを全面に押し出したアレンジが、ボーカルとぶつかり合う
まさにこれぞコラボの魅力がたくさん詰まった曲「hitchHIKER」の2曲。
今となっては、このような系統の曲はもう2度と聴けないと思われるだけに、
なおさら個人的に思い入れが強い曲となってしまいました。


それ以外のアルバム曲も、インストからの流れを受け継ぎそして一気に加速するかのように、
デジタルビートが鋭く弾け飛ぶ「visualize」や、
旅立ちをテーマに歌った曲で、キラキラ感の中にもほのかな哀愁を感じさせるミディアムチューン「Station」
といった曲は特に素晴らしいです。シングルでも十分いけたはずの曲。
ただ、バラード曲などが入っていく8曲目以降は勢いが落ちてしまった気がするのが残念。
もともと彼女の曲にバラード系は求めていないということもありますが。
しかしそれでも、3rdアルバムとこの4thアルバムこそが、これぞ玉置成実だという
アーティストとしての完成形に近い作品だったと思います。



またこういう作品を作ってくれないだろうか。
せめて7曲目「Station」のような曲調の楽曲なら今すぐにでも歌えそうな気がするのですが・・・

なんかすっかり日記も久しぶりになってしまいましたが、
今日は、最近のニュースで1つ気になったことを書いてみましょう。



玉置成実、インペリアルから移籍第一弾シングルをリリース決定
http://www.musicman-net.com/artist/13756.html



このビジュアルといい、新曲のタイトル「LADY MIND」といい、
明らかにレディー・ガガを意識してるのが分かるわけですが・・・
彼女は2009年にレコード会社を移籍してから、ここ2年ぐらいの間に、


着うたスイーツR&B

K−POP

ヌード写真

レディー・ガガ (←今ここ)


という、まさに移籍前からすれば信じられないような道を突っ走ってきている。




なぜこうなった。




ちなみに、今回の個人的に一番のサプライズは・・・
以前このブログで、レコード会社移籍直後に出した5thアルバムにて、
今までの元気いっぱいのエレクトロダンスナンバーを捨て、R&B路線に転向してしまったのは
安室奈美恵の影響もあるのでは、大人の女性になったらこういう曲をやるのがカッコいいみたいな風潮が
彼女の影響のせいでできてしまったのも一因ではないかと書いたことがありました。




そして今回、上記の記事にて、新曲についてこんなことが書かれていました。




>同曲は安室奈美恵(中略)などの楽曲も手掛ける「大沢伸一」がプロデュースにあたり




まさか本当に安室という名前が出てくるとは思わなかった。これにはもう笑うしかない!




ということで、現在の玉置成実さんは、もはや流行に乗っかって売れようとするためなら節操無しの、
RSPなどと同レベルの存在にまでなってしまいましたが、しかし、
もうここまできたら逆に面白いとすら思えてきた!
そもそも、俺にはファンを辞めるという概念が無い。一度ファンになった歌手は、ずっとファンのまま、
それが当たり前だと思ってたし、むしろ、今までさんざん持ち上げておいて、
たったアルバム1作品自分にとって気に入らなかったぐらいで手のひら返しとかいうのが
俺的にはありえん、信じられんと思ってましたし。
まあ今回のケースは1作品どころじゃないんですけど、でも、もうこうなったら最後の最後までどこまでも追いかける!
そう思えてしまう理由は、やはり1st〜4thアルバムまでの過去の栄光の曲の数々があるから、
それを今でも、高速道路でのドライブ中などで聴いているからなのでしょうが・・・
もうこんな系統の曲を聴けることは無いかもしれないと分かっていても・・・






そんな俺は、部屋を片づけられない、いらないものを捨てられないタイプの人間だ。
そして、別れた恋人の携帯のメモリーを消せないタイプの人間だ。
 おあとがよろしいようで。





その先の青へ

その先の青へ

1. 再生 2. 軸足 3. 月恋歌 4. 雲の遥か 5. 夏の華 6. 帰りたいよ 7. 海 8. 虹 9. 人待雲
10. 人は皆、不甲斐ないね 11. 果てない空 12. 僕らの声

お気に入り度:88点





熊谷育美の1stアルバム。その美しくも芯のある歌声で、
聴く人たち全てを優しく包み込んでくれるかのような作品となっています。
全編通してバラード曲中心のアルバムとなっておりますが、
そこには同時に歌謡曲や和の要素といったものを感じられるのがこの作品の大きな特徴です。
繊細で切なげな和の雰囲気がたまらなく胸に迫りくる「夏の華」、
こぶしを利かせた歌唱含めて、曲全体から演歌や民謡のような雰囲気が感じられる「人待雲」、
曲中に入る口笛の音が懐かしい「海」などは特に印象的で、それらのどの曲も、
彼女の出身地である、宮城・気仙沼の美しい景色が浮かんでくるかのような曲となっています。


その中でもやはり最高傑作と言っていいのは、今作では4曲目に収録されている「雲の遥か」。
生まれ育ったふるさとや、家族のぬくもりを思い出させてくれるかのような曲で、
最近の曲にありがちな、母よ感謝してますなどのストレートな言葉は無くとも、
聴くだけで自然と、両親や故郷やふるさとの人たちへの感謝の気持ちが湧いてくる曲。
サビの「負けるな、と」という歌詞が印象的なこの曲は、あの東日本大震災後の直後に
地元宮城県のラジオにおいて何度も放送されたそうで、まさにこの地で多くの人たちを励ましてくれた曲でしょう。
それ以外のアルバム収録曲においても、1曲目の「再生」という曲や、
ラストにて大団円を迎える「僕らの声」という曲には、震災からの復興への願いを感じることができ、
この地でこれからも歌と共に、そして多くの人たちと共に頑張っていくんだという思いを感じることができます。


ただ、「僕らの声」のような、ミディアムテンポの曲は他には8曲目ぐらいしかなく、
それ以外の収録曲はほぼバラード曲一辺倒といった感じでしたので、
アルバム全体でもう少し多彩なアプローチができればもっと良かったと思います。


しかしそれでも、1stアルバムでこれだけの魅力のある、そして歌の力を感じる作品を作ってくれたのなら
十分素晴らしい作品といえるでしょう。特に、歌姫ファンには必聴作品と言ってもいいぐらいにおすすめです。
ピアノやギター弾き語り系の女性ソロ歌手が好きなら間違いなく気に入ると思うんですけどね。





FLOW ANIME BEST

FLOW ANIME BEST

1. GO!!! 2. DAYS 3. Realize 4. Re:member 5. COLORS 6. WORD OF THE VOICE 7. WORLD END 8. SUMMER FREAK
9. Sign 10. CALLING 11. 1/3の純情な感情 12. FLOW ANIME OP・ED Size Special Collection
13. FLOW - 2 ANIMEny DJ's MEGAMIX - 14. METAL BLADE HIGH-SCHOOL
お気に入り度:92点





2011年4月にリリースされた、FLOWのアニメ主題歌のみを収録したベストアルバム。
彼らが「贈る言葉」のカバーで世に出てきた頃は、その当時売れまくっていた某ミクスチャー系バンドと同様に
軽薄でチャラチャラした感じがして、なので初期の頃は正直全く良い印象がなかったのですが、
しかし、それから月日は流れ、この間にアニメ主題歌として起用された曲を2〜3曲ぐらい聴いた感じでは、
これは意外と良いかもしれないと思ったので、このアルバムを聴いてみました。


まず、今作の中でおそらく一番のヒット曲と思われる「COLORS」を聴いた時点で、印象が変わりました。
悩みや苦しみで閉ざしていた心が開かれ、影から光に向かって進みゆくかのようなこの衝動を、
ホーンなどの多彩な楽器を使った開放感抜群のバンドサウンドで表現している。
こんな曲を作ってくれるとは、デビュー当時からすれば想像もつかなかった。


そしてこの曲以外の収録曲も、アレンジ面を中心に、初期の頃よりも楽曲に深みが出てきているのが分かり、
バンドとしての成長を感じることができます。それは初期路線の「SUMMER FREAK」のような曲でも感じますし、
さらにはカバー曲の「1/3の純情な感情」でも、重厚かつメロディアスなギターアレンジが印象的でとても良いです。
サビのメロディと歌唱が最高に気持ちいい「Sign」は私的ベストトラック。
そして終盤の12〜14曲目は実質ボーナストラックといった感じですが、
そこでは13曲目にて今作収録曲のメドレーのリミックスがあったり、
さらにラスト曲では高校生活のあるあるネタをセリフに交えた曲があったりといったように
遊び心も感じることができ、聴いていて楽しかったです。



この出来ならばオリジナルアルバムも聴いてみたいし、さらにはライブにも行ってみたいとまで思いました。
まさか、ここまで印象が変わるとは・・・ やはりちゃんと作品を聴いてみないと分からないものですね。

黄昏

黄昏



Do As Infinityのニューシングルは、感動の大作バラード。
この「黄昏」という夕暮れの景色の中で、そして人生という名の長い旅の中で、
今まで出会った友の顔や、故郷の景色などといったものをふと振り返りつつも、
再び力強く前に進もうとする、そんな人々の姿が目に浮かんでくるかのような曲。
そして何より、この曲を構成するもの全てがドラマチック。2番サビから激しさを増す曲展開、
そこから間髪入れずに一気に押し寄せる亮さんのギターソロ、そして伴ちゃんの魂のこもった歌唱、
これら全てが心に響く。それに加えてさらに、歌詞が素晴らしい。
「他が為 照らす為
我が身を燃やして生きて」

というサビの歌詞は特に心に響きましたし、思わず感情移入させられました。
私だって、自分の為に生きているつもりでも、気が付いたら誰かのことを思っている。
人間誰しもが、1人で生きているわけではないんだ・・・ そんなことを考えさせられたです。


今作は「戦国BASARA」というゲームの主題歌としても起用されている曲ですが、
むしろこの曲は、かつてNHKで放送されていた「プロジェクトX」などのドキュメント番組に使って欲しいぐらいの曲。
この、曲全体の世界観がたまらない。文句無しの大傑作といっていいでしょう。


カップリング曲「Tightrope Dancer」は、A面曲とは対照的にアップテンポな曲調にのせて、
現代の情報化社会について歌った曲。
「ネット社会 顔の見えない 評論家」
この歌詞は、まさにこの私のブログのことだ!と思ったのはさておき、
曲全編通して、うまく社会風刺が利いているロックナンバーで、かっこいいです。
しかし今回はA面曲が圧倒的過ぎたせいであまり目立たなかったかな・・・



それにしても今年後半に入ってから、DoAsの新曲が本当にすごいことになっている。
前作前々作の「アリアドネの糸」「誓い」もあれだけ素晴らしかったのに、
これで2011年のリリースが終わらずに、最後にまたこんなとてつもない曲を出してしまったというのだから・・・
正直、今年1月リリースのアルバムの曲よりも、今年後半のシングルの曲の方がはるかに良いです。
これはもう、おそらく来年に出るであろうニューアルバムには期待せずにいられない。
このシングル曲たちに加えて、もしアルバム曲に「科学の夜」クラスの芸術的超大作が入ってるようなことがあったら
歴代最高傑作になること間違いなしでしょう。本当に楽しみです。




では勝手にランキング2011の続き、今日は「く・け・こ」編です。




熊谷育美
1.雲の遥か
2.月恋歌
3.人待雲
コメント:「雲の遥か」はこの年を代表する、後世にまで伝えたい名曲だと思います。
     どうか今年の紅白歌合戦に選ばれて欲しい。スポーツ紙の紅白出場歌手予想でも名前が挙がってただけに。


熊木杏里
1.春の風
2.七月の友だち
3.雨が空から離れたら
コメント:歌詞の素晴らしさなら、若手アーティストではトップクラスでしょう。
     静かな曲調ながらも言葉の力を感じるのというが良いですね。


グループ魂
1.High School
2.君にジュースを買ってあげる
3.欧陽菲菲
コメント:朝起きたら女子高生になってたという曲「High School」など、面白い曲が多い。
     個人的には、爆風スランプの後継者的ポジションとして期待してたのですが・・・
     最新アルバムはメロディが劣化した感があって期待外れでした。2008年頃がピークだったのか?


GLAY
1.Winter,again
2.サバイバル
3.夏音
コメント:やっぱり名曲多いですね。10代の頃はよくカラオケでも歌ってました。
     実は最近の曲はそんなに知らなかったりしますが・・・


クレイジーケンバンド
1.あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。
2.タイガー&ドラゴン
3.てんやわんやですよ
コメント:1位の曲がダントツで大好き。そっと背中を押してくれるかのような、元気になれる曲。
     完全に独自の世界観を作り上げていていいですね。


クラムボン
1.残暑
2.サラウンド
3.ドラマチック
コメント:3rdアルバム「ドラマチック」で名実ともに一気にブレイク・覚醒したかと思いきや・・・
     その後は裏街道の方に行ってしまったのでしょうか? なぜこうなった。


GRANRODEO
1.シャニムニ
2.ROSE HIP-BULLET
3.SEED BLASTER
コメント:まだ最新アルバム1枚のみしか聴いてませんが、いい感じです。
     こんなにも激しいサウンドの曲があるとは、これは予想以上だった。


globe
1.Parfume of love
2.FACES PLACES
3.wanna Be A Dreammaker
コメント:いわゆる小室ファミリーの歌手の中では一番好きでした。
     デビュー直後の曲よりも、その後のシングル4枚連続リリースなどをしてた頃の曲の方が好きでした。
     KEIKOさんの病状が心配です。復活を願ってます。


CAVE
1.女神
2.楽園
3.氷の森
コメント:アルバムわずか1枚で消えていったのが惜し過ぎる。もっともっと彼らの作品を聴きたかった。
     特に上記3曲は大傑作と呼ぶにふさわしい曲なのに、世間的に全く知られてないのが本当に残念。


CORE OF SOUL
1.Photosynthesis
2.Flying People
3.花環
コメント:シングル曲はどれも素晴らしかったのに結局ブレイクできないまま終わったのが残念。
     名前通り、ちょっとコアな感じがした(特にアルバム曲が)のでやはり売れるタイプではなかったか・・・


GO!GO!7188
1.ジェットにんぢん
2.ああ青春
3.ドタン場でキャンセル
コメント:初期の頃は楽曲に加えてPVまでも面白かったし、良いバンドが出てきたなと思いました。
     しかし最近は全然表に出てこなくなった気がする。せめてシングルは出して欲しいところ。


ゴールデンボンバー
1.女々しくて
2.また君に番号を聞けなかった
3.元カレ殺ス
コメント:これからもっと聴いてみたいバンドの1組。エンターテイメント性が高く、見てて楽しいですね。
     華があるバンドは最近少ない気がするので、これから更に飛躍していって欲しいです。


Cocco
1.Raining
2.焼け野が原
3.ポロメリア
コメント:初期の活動休止前まではずっと隠れファンでした。
     「Raining」のような、あれほどまでに衝撃的かつ美しい曲を作れるのは天才としか言いようがない。
     そら多くの音楽ファン達から高く評価されて当然ですね。


KOTOKO
1.リアル鬼ごっこ
2.春
3.Geoglyphs
コメント:こういうトランス・ポップス系の曲を歌っているアーティストで、
     ここまで歌詞の質が高く、そして楽曲に芸術性を感じるアーティストはそうそういない。
     これはもはや世間的に評価されないのがおかしいぐらい。
     アニソンだからというような先入観で世間的に評価されないというのなら悲しい。何とかならないのか。


コブクロ
1.願いの詩
2.DOOR
3.ここにしか咲かない花
コメント:デビュー曲の「YELL〜エール〜」は個人的に思い入れのある曲なのでその頃から好きでした。
     でも最高傑作はやはりABCの高校野球中継のテーマ曲でもあった「願いの詩」かな。


ザ・コブラツイスターズ
1.七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜
2.いつかの少年
3.東西南北 日本の空
コメント:あまりにも名曲が多過ぎて選びきれない。とりあえずベスト盤とラストアルバムの曲は全部名曲過ぎる。
     もうこんなバンドは現れないだろうし、いたとしてもメジャーに出てこられそうもない・・・


小松未歩
1.謎
2.チャンス
3.Dream' in Love
コメント:デビュー曲が一番良かった。「Dream' in Love」もこの年の高校ラグビー中継のテーマ曲で良い曲だった。
     ここ2〜3年は歌手としての活動は休止状態にあるようですが、
     そもそもそれ以前に最初から彼女は実在してなかったんじゃないかと思うのは私だけ?

勝手にランキング2011 「く・け・こ」編

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リンクにMOMAさんのサイト「Beautiful Dreamer」を追加しました。
私のブログなんかが相互リンクをお願いするなんてもはやおこがましいぐらいの、JーPOPファンなら多くの人が知る有名音楽サイトです。
まさか逆にリンクを依頼されるとは・・・ 感謝です。