JURIAN BEAT CRISIS

JURIAN BEAT CRISIS

1. サクラ舞う 2. BRIGHTEST WAY 3. 今すぐKiss Me 4. ソーダ味のKiss 5. ナミダの中キミをみつけた
6. ハリケー ン☆ラブ 7. もう一度... 8. フライング・ラビット 9. I believe 10. Lonely Flight
11. 逢いたいよ、、、love you 12. ハートの爆弾 (Album Version) 13. Go!Let’s Go!
14. 今すぐKiss Me feat.渡瀬マキ [Bounus Track]

お気に入り度:83点





2011年夏、「熱闘甲子園」のテーマ曲担当&番組出演で一躍有名となった、
川上ジュリアさん率いる1人バンド、JURIAN BEAT CRISISが去年9月にリリースした1stアルバム。
今作は、現役高校生が歌う「ガールズ・スクール・ロック」というキャッチコピーのもとに作られ、
その名の通り、歌詞には学校生活を思い起こさせるフレーズが多く、そして全編通して、
やや未熟ながらも若さあふれる元気いっぱいの歌唱と、同じく元気いっぱいの楽曲が楽しめる作品となっています。


なお、このアルバム曲の作詞は、全曲元LINDBERG渡瀬マキさんが担当。
女の子の気持ちを痛快に描いた歌詞の数々は、やはりさすが。今でも作詞能力は衰えてないです。
さらに、編曲は同じく元LINDBERG平川達也さんが全曲担当しており、こちらの方もまだまだ健在だと言わんばかりに、
どの曲も爽快感抜群で、ポップでロックなサウンドが広がっています。なのでこの作品は、
まさにLINDBERGなどの、80〜90年代の女性ボーカルバンドが好きだった人にはたまらない作品だと思います。
3曲目にはLINDBERGのカバー曲も収録。そしてラストのボーナストラックには渡瀬マキさん本人も参加という気合の入りっぷり。


しかしアルバム全体として見てみれば、7、11曲目がバラード曲だったということ以外は
ほぼ全曲、歌詞もサウンドも似たような雰囲気の曲ばかりという印象も感じてしまいました。
せめて編曲だけでももう少し幅を持たせられなかったか・・・ 良く言えばアルバムとしての統一感はある作品ですが、
せっかく13曲も収録したのだから、1曲ぐらいは冒険があっても良かったのではと思います。


そんなアルバムの曲の中でも、特に印象に残った曲は、
Aメロからして惹きつけられ、そしてもちろんBメロ・サビも良い「ハリケーン☆ラブ」と
サビの弾けっぷりNo.1、これはライブで盛り上がること間違いなしの「Go!Let’s Go!」。
この2曲は頭1つ抜けて良かったです。


まだ17歳ということでこれからに期待! この調子でどんどん突き進んで欲しいです。