今日は、一風変わったこんな作品のCDレビューをしたいと思います。
それでは、いってみましょう。








てをつないでおうちにかえろう

てをつないでおうちにかえろう

1. ほしのかずだけ 2. 家族の太陽 3. ママの奇跡の日 4. ふたりの帰り道 5. 心をつないで
6. やさしさに包まれたなら 7. みんな大騒ぎ! 8. 泣いたり 笑ったり 9. 母と子のバトン
10. キミに残す手紙 11. アヒルのワルツ(ボーナストラック) 12. まねきねこダックの歌(ボーナストラック)
お気に入り度:48点






アフラックのCMソング「アヒルのワルツ」「まねきねこダッグの歌」などといったCMソングの数々を歌い、
「影のCM女王」とも呼ばれている、マユミーヌの1stアルバム。
このアルバムでは、家族愛、親子愛をテーマにした、コンセプトアルバムのような作品となっています。
ちなみに、この作品を聴いてみようと思ったきっかけは、
個人的に昔からファンである、ますだおかだの岡田さんが1曲作詞で参加しているという理由でして、
(こんな理由でこの作品を聴いた人って果たしているのでしょうか)
その岡田さんが作詞した「みんな大騒ぎ!」は、
子供が風邪をひいてしまって大騒ぎという内容の曲で、軽快なテンポの曲なのですが、
さすが、ますだおかだの漫才の台本の約2%を担当されているだけあって、
ユーモアの利いた良い歌詞を書くなと思いました。
さらにこのアルバムでは、芸能人では金子貴俊さんやレッド吉田さん、
そして歌手・作詞家では河口恭吾さんや秋元康さんといったといったみなさんも
作詞に参加しており、文字通りの豪華キャストによって作られたアルバムとなっています。


しかし、アルバム全体では、似た系統の平凡なバラード曲ばかりという印象を持ってしまいました。
1〜6曲目まで全部、あと後半の曲も、歌詞のテーマも曲調もアレンジも全部同じような感じでは・・・
それだけに、7曲目の軽快なアップテンポ曲がよけい良く感じたのかもしれません。
それでも、小さな子供を持つお母さんにとっては、
この作品は心温まる良い作品と感じるかもしれませんが、私みたいなそれ以外の人にとっては・・・
なお、アフラックのCM曲である11、12曲目はボーナストラック扱いとなっていますが、
「アヒルのワルツ」の方は特に、ファンタジーな世界観と、ユニークな歌詞が面白いです。
(「嫌いなものは北京ダッグ」には笑ってしまいました)
これを聴いていると、別に家族愛、親子愛だけをテーマにしなくてもよかったのではと
思ってしまったのですが、やはりこういうことを言ってしまってはいけないのでしょうか?