今日もCDレビューの方をいきたいと思います。これで4つ連続でございますが・・・
それだけ2〜3月リリース作品は激戦なんですよね。では今日は、3月リリースのCDアルバムの中で真っ先にこの作品をレビューしたいと思います。




ROCK PIT

ROCK PIT

1. Amazing -Prelude of ROCK PIT- 2. Break now! 3. TOXIC 4. フラッシュバック -digital grain mix- 5. HINATA
6. EARTH 7. *SKIT* 8. ギャンブリング 9. メキメキ 10. ZERO SYMPATHY 11. ROSIER 12. 東京ナイト
13. 手紙 14. 木漏レビノ歌 -ROCK PIT ver.-
お気に入り度:91点



HIGH and MIGHTY COLORの4thアルバム。発売日の3月19日に真っ先に買ってしまいました。
なので、これはもしかしたら日本で一番早いレビューかもしれませんね。
なにしろ、前作の3rdアルバム「参」があまりにも素晴らし過ぎる、こんなに何ヶ月間にもわたってハマりまくったCDアルバムは久々だってぐらいの作品だったので、今作もこれは期待だってことで聴かせていただきました。


聴き終わってまず感じたことは、作風が前作とはまたガラっと変わりましたね。
全体的にズシッと重い感じのアルバムだと思います。音の作りもそうですし、歌詞や世界観、さらにはジャケ写、歌詞カードの雰囲気なども含めて・・・ 特に後2つはもうハッキリと前作とは対照的(笑)
ただその分、前作の「レジスタンス」「DIVE into YOURSELF」などに代表される、疾走感や爽快感がもう抜群に素晴らしいと
いうような曲は少なく、それに関しては後退した感が。個人的にはやっぱり前作「参」の方が好きですね。つーか前作が素晴らし過ぎた。
しかし、それでもこのアルバムならではの魅力というのはやはり詰まっています。
その中でも一番すごいのは、6曲目の「EARTH」。これはまさに、この争い事の絶えない世界、そして地球の、叫び声のような曲・・・
こんなすごい曲を作ってくれるとは・・・ こういうタイプのバンドにはいつか作って欲しいと思っていましたが、ついに作ってくれました。
アーティストとしての成長も同時に感じる作品でありました。少なくとも2ndアルバムの「リアルワールド」と比べたら歌詞もボーカルも深さ、重みが段違いですよ。
それ以外の曲も、シングル曲以外の曲はズシっとした感じの曲中心ながら、同時に相変わらずの多彩さ、幅の広さも見せてくれる作品でした。
新たにこの世に生まれた子供たちに捧げたい、暖かい雰囲気の曲「HINATA」、今までにないような遊び心満点の曲「ZERO SYMPATHY」、
LUNA SEAの曲のカバーでありながら原曲とはまた全然違った魅力がある「ROSIER」、
パワー溢れるバラード曲「手紙」などは特に印象的でございました。特に「手紙」は、最後に加速していくところがとても好きです。


ということで、今作も良い作品です。私的年間ベスト10に入る可能性は十分ありますね。
これからさらに聴きこんだら点数はまた変わるかもしれません。ちなみに前作は聴き込んでから点数がさらに上がりましたし・・・