少し間隔が空いてしまいましたが、2002年のキングオブベストアルバム、
その2を紹介したいと思います。ではいってみましょう。







TRUE SONG (CCCD)

TRUE SONG (CCCD)

1. 空想旅団 2. under the sun 3. Good for you 4. I can't be myself 5. Perfect Lady
6. 真実の詩 7. Grateful Journey
 8. One or Eight 9. sense of life 10. 轍-WADACHI- 11. あいのうた
お気に入り度:97点





Do As Infinityの4thアルバム。
先行シングルにもなった「真実の詩」を聴いた時は本当に衝撃を受けました。
つい最近まで「悲しみや嘘のないどっかの街まで 飛んでいこうよ」とか歌ってた歌手が
「もっと今以上に 私を汚して ほんの少しだけ 私を汚して」と歌ってたわけですから。
でも、これもまた「真実」なのかと・・・
確かに、この世の中で生きていくには、ただ綺麗なだけでは生きられないのもまた真実・・・
当時10代後半だった私には、考えさせられたと同時に、この曲に圧倒されましたね。
伴ちゃんの迫り来るような歌声と、京胡という中国生まれの楽器を取り入れた、
同じく迫り来るような壮大で大陸的なサウンド、まさに芸術的なバラード曲といっていいでしょう。


そして、このアルバムの1曲目の「空想旅団」。
まるで、タイムマシーンに乗って時間旅行をしているかのような、歌詞とサウンド
迫り来るようなドラムの音、そしてサビで一気に目の前が開けるかのような、ブログレッシブな曲展開、
とにかく壮大でドラマチックで・・・ この2曲だけで完全にやられました。
この上記2曲だけでもう私的名盤決定です。それぐらいすごかった。


もちろん、これ以外の曲についても、
綺麗なメロディと切ない歌詞が印象的な「I can't be myself」、
サビメロが変則的で全体的にもなんかぶっ壊れたような「Perfect Lady」(これが賛否両論なのはある意味うなづけますが)
疾走感溢れるロックで、こちらもタイトル通り旅に出たくなるような曲「Grateful Journey」、
ラストにして新たなスタートを感じさせる、ライブでもラストの定番曲「あいのうた」など、
本当にどれも良い曲ばかりです。つーか、このレベルの曲が当たり前のようにあるって時点で、
あらためて本当にすごいアーティストだったんだなと・・・






Do As Infinity「真実の詩」